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富山だからできること

今日は久々に自宅で溜まった事務仕事です。
気分転換にお散歩の途中裏のお宅にお菓子を持って行きました。
子どもさん3人とっても仲がよくってたくさん持って行った訳ではないのですが、お兄ちゃんが配分していました。その光景が何とも可愛くていやされました。

震災もどうやら次のフェーズに入って来ています。
通常発災後人名救援優先のファーストフェーズが3日間
セカンドフフェーズはその後被災された方の生活支援に入るのですが、
今回は福島の発電所の件や強い余震があり1週間以上かかったという感じです。

セカンドフェーズは一ヶ月以上かかると思っています。
その次はサードフェーズ復興支援へと向かって行きます。

そんななか「富山だからできること」を考えています。
阪神の震災でも復興に5、6年今回は10年以上かかるのではないかと思っています。
フェーズごとに整理をしないと別けが分からなくなります。

今回は「セカンドフェーズ」被災された方への生活支援について考えてみます。

1,物資の支援
物流が回復し始めて、なんとか現地への支援の方法も各自治体も含めて立ち上がって来ています。
富山からも自分の知り合いが物資をまとめて送っています。
避難している場所の状態によってまだ*生命を維持する為に必要なものが不足している場所
*水、食料品、燃料など今回は毛布など寒さから身を守るものも入ります。
が多いようです。行政の連絡ができつつ有るので、これも徐々に回復しているようですが、まだまだ支援の手が伸びていない場所も多いようです。
次に衣服、セッケンなど生活に必要なものが必要になって来ます。食べ物が無い避難所に衣料品が大量に送られて来てその仕分けで、労力を取られてしまっている場合も多いようです。

徐々に物流が落ち着いて来ているので情報を確認しながら富山の集積場所へ届けてもらえればその場でまとめて現地へ発送しています。自宅で余っている物を何でも持って行くことはさけた方が良いでしょう。富山での集積所の情報は追って書いて行きます。

2,義援金
復興には多くの資金を必要とします。自分たちの少しの蓄えの中から、出して欲しいと思います。
街頭などで募金活動を企画して実施するのも大変素敵な活動です。
しかし残念なことに義援金を使った詐欺まがいなことも起こっているのも事実としてあるようです。
義援金を出す場合、どこに送られますか?と一声聞くことも必要ですね。
義援金のその後の行方を知っておいて自分の意志がきちんと反影できる所へ募金するということも大切なことです。
今回日赤、NHK、赤い羽の大手3団体は共同で動き始めたようです。こちらの義援金の締め切りは9月30日です。そこから配分委員会が開催されて被災状況に合わせて、各戸割りで配分されます。
これも大変大切なことです。
今テレビの映像で見ている避難所へ届けたいと思っている場合は現地で活動している災害ボランティアや、NPOなどに届くように募金した方が良いようです。
テレビであれだけ報道されるとなんだか罪悪感が溜まって、免罪符のように募金している場合も多いと聞きます。一時の衝動でせっかくのお金を募金するのではなく、長丁場になる復興支援に向けて考えて行動しましょう。

3,被災者の受け入れ
地元を離れて、富山へもたくさん見えることになると思います。
この支援も長期的になっていきます。一時的な支援でとどまること無く仕組みとして取り組んで行ければ良いと思っています。自分の町内でも緊急町内会を開催してご本人たちとともに、町内としてどうして行けるのかを話し合います。
避難されて来た方も一時避難の方、永住希望の方、悩んでいる方など様々です。その方々とよく話をして、地域として対応して行くことが必要です。

4,日々の生活
マスコミで報道という枠を超えてあれだけマイナスのイメージを続けて見ている子どもたちの心が心配です。各家庭ではお子さん、お孫さんと今回の件でいろいろお話ししてみて下さい。
「日々の生活の大切さ」「家族の大切さ」「地域の繋がりの大切さ」など人と人との繋がり、その人の繋がりはすばらしい物だとお話しして欲しいと思っています。
そして大人も目に見えないですが心にダメージを受けている人も多くいらしゃいます。
節電を始め社会の自粛ムードもそれに輪をかけています。
こんな時ほど前に書きましたが、

1,寛容  2,臨機応変  3,専門家への委託

を思いながら日々暮らして行くことが大切です。
日本の経済はそこに住んでいる人がきちんと生活して行くことで成り立っています。
妙な喪に服している様な自粛は日本の経済をダメにします。引いてはその分現地の復興が遅れてしまいます。自分の中の大人の定義は「最悪を想定して最善の行動をとれる人」だと思っています。
社会がより大人になることを求めている様な気がしています。
何の決定権も無く何の影響力も持たずに批判ばかり言うのも自由ですがそこから出るマイナスの影響は大きい物があるということだけ理解しておいて欲しいと思っています。

富山に住んでいて今できることの中で優先順位一番は自分の日々の生活を見つめ直しニコニコ真剣に暮らすことそれが求められている様な気がしています。日々の生活を見つめ直しながら、自分のできることを模索しながらニコニコしながら日々すごして行きましょう。